ビタミンCなどの栄養価が豊富なキウイは、一年中手に入れることができるので人気のフルーツです。
しかし、キウイは一年中手に入れる事が出来るフルーツであるがゆえに、購入時のキウイの状態や長期保存か短期保存、食べ方によって、キウイの適切な保存方法が変わってきます。
この記事では、キウイの状況別による正しい保存方法についてお話していきます。
キウイを選ぶポイントについて
キウイは食べるタイミングや購入時期によって、選ぶポイントが変わってきます。
キウイの選び方によって保存方法も変わってきますので、注意が必要です。
キウイを選ぶ時は、熟しているか未熟かが大きな判断になります。
長期保存を考えている場合は未熟の固いキウイを選び、すぐに消費するのであれば熟しているキウイを選ぶべきです。
キウイの柔らかさを確かめるときは、側面で判断するのではなく、頭とお尻の軸を挟むように持ち、少し力を入れて押します。
少し押すと弾力があるものが食べごろで、それ以上柔らかいものは傷んでいる可能性(塾しすぎている状態)があり、固いものはまだ酸っぱく中身も固い状態です。
キウイの保存方法
熟したキウイ
キウイに限らず、果物や野菜を冷蔵庫で保存する場合、一番気にしなければいけないのは低温障害です。
低温障害は簡単に言えば、南国の人が寒い地域に行って体調を崩すのと同じように、夏野菜など暑さに強い野菜や果物が低温状態にさらされると、品質の劣化が進みます。
キウイが低温障害を起こす温度はマイナス1.7℃と言われています。
熟しているキウイが最も保存に適している温度は0~1℃です。
温度が高いと、後で説明しますが追熟が促進されるため、すでに熟している場合は、出来るだけ低い温度で低温障害にならない温度で保存するのが好ましいからです。
そのため、冷蔵庫か、温度を低めに設定した野菜室、チルド室での保存が最も適しています。
保存可能期間は、1週間~2週間とされています。
未熟で固いキウイ
長期保存する場合は、ポリ袋に入れて涼しい場所に置いておくだけで大丈夫です。
ときどき、キウイの固さをチェックして、もし塾した場合は、ポリ袋に入れて素早く冷蔵庫にいれて保存してください。
保存可能期間は1~2ヶ月程度とされています。
すぐに食べたい場合は追熟させる方法があります。
追熟は、ポリ袋に入れて常温(15℃~20℃)で置けば大丈夫です。
追熟を急ぐ場合は、ポリ袋に中に、りんごやバナナと一緒に入れておくことで、エチレンガスを発生させて、キウイの追熟を促します。
後は、同じように時々キウイの固さを確認して、熟した場合は冷蔵保存に切り替えます。
ドライキウイ(冷凍キウイ)について
大量に購入して一度に食べられない場合は、冷凍にする方法もあります。
基本的にはキウイの皮をむいて、ジップロックなどの袋に入れて冷凍庫で保存すれば大丈夫です。
ドライキウイは、完全に解凍すると食感が悪くなるため、シャーベットや半解凍状態で使用したり、ジュースとしてジューサーに入れて使うのが良いです。
冷凍キウイの冷凍保存期間は、1~2ヶ月程度とされています。
キウイを食べない方が良いサインとは
いくら保存方法に気をつけても、キウイは傷みやすいフルーツであるため、保存期間に限りあります。
キウイは、酸性度の高い果物であり、キウイはずっと放置していると、発酵してから腐るという過程を踏みます。
この時に、アルコールっぽい味がしたり、小さな泡が出てきていたり、食べたときにシュワっとなるようなものは腐る手前であるため、これ以上食べるのをやめた方が無難です。